2016新年とっとり花回廊で神楽を舞いました

2016年1月2日、鳥取県西伯郡伯耆町と南部町に跨る広大な敷地の日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」で、新年の神楽を舞いました。

これは昨年に続いて二度目となります。

大神山神社と宗形神社に参拝し、イオン米子駅前店で下蚊屋荒神神楽保存会明神社の神楽を堪能したわたしたちは、18時半の公演に向けてとっとり花回廊に入りました。

公演時間まではチラシ配り

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とっとり花回廊はたくさんの人です。

せっかくなので許可をいただいて、2016年の神楽体験会のチラシ配りをさせていただきました。

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公演時間が近づきました。

とっとり花回廊の中心にあるフラワードームは、二階までびっしりの人で埋まっていました。

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右上に背中が見える黄色い二人は、とっとり花回廊のマスコットキャラクターのピロロとポロロです。

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茣蓙を敷いて舞うのですが、そのまわりをびっしりと人が取り囲みました。

事代主命が鯛を釣る

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まずは事代主命が舞い出します。

これは国譲りという演目の一場面で、事代主命が島根県美保関町の浜沖で鯛を釣る様子を神楽舞にしたものです。

事代主命は歌います。

「漁(すなどり)や 鳥の遊びも空晴れて 波風立たぬ今日の楽しさ」

鳥の遊びとは、鳥を捕る漁のことです。

軽快に跳びながら鯛を釣り上げると大きな拍手がありました。

大国主命の福の種

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大国主命は治水を行い農耕や医療を広め、日本列島に豊葦原中津国(とよあしはらなかつくに)を打ち立てた国造りの大神です。

全国各地で祀られていて、島根県出雲市大社町の出雲大社(いずもおおやしろ)は有名です。

神楽では、荒地を耕して田を作り、稲作を広めて国を豊かにしていく様子が舞となっています。

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「天地(あめつち)の広き荒野(かやの)を田となして くわのみほこや露の玉米(たまよね)」

そして、国中を見回って、家の竈(かまど)に火が入り豊かに暮らしているかを確かめます。竈に火が入っているということは、食べるものがあるということで、それを確かめるために国中を見回るのです。

これを「竈巡り(かまどめぐり)」の舞と言います。

福を授ける

竈巡りで人々が安心して暮らしているのを確かめると、大国主命はそれを祝って福の種を蒔きます。

「大国は万宝袋(まんぽうぶくろ)の紐解いて多くの産子に福を授くる」

ダンボール箱4つぶんのお菓子が蒔かれると、みなさん手をあげて受け取っておられました。

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たくさんの人に喜んでいただいて、とてもよかったと思いました。

次は1月21日(木)に、皆生温泉東光園にて神楽ふれあい体験会です。

無料ですので、みなさん是非ご参加ください!

2016年新春下蚊屋荒神神楽イオン米子駅前店公演

2016年1月2日(土)鳥取県米子市のイオン米子駅前店で、江府町の鳥取県指定重要無形民俗文化財「下蚊屋(さがりかや)荒神神楽保存会明神社」の神楽公演が行われました。

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毎年恒例の神楽で、11時と14時からの二回、約30分間に短縮した神楽が行われます。

申年に猿田彦大神

2016年は申年ですが、例年は舞われることのない猿田彦大神の舞が特別に舞われました。

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神事舞であり邪魔外道を斬り祓う勇壮な舞です。

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天狗のような鼻の高い赤い面に白い髪と髭。

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両手に扇子を持って舞い出します。

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鳥取県日野郡では、猿田彦大神の衣裳は白です。

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太刀にて東西南北と中央を斬り祓います。

八重垣能(やえがきのう)

スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治の演目です。

本来は一時間半くらいある演目ですが、この日は20分程度に短縮されています。

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スサノオノミコトが舞い出します。

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大国主命と並んで、もっとも豪華な衣裳です。

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クシナダヒメはテナヅチ、アシナヅチの息女です。

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7人の姉は、すべてヤマタノオロチに食べられてしまい、今年はクシナダヒメの番であると両親は嘆き悲しんでいます。

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スサノオノミコトはクシナダヒメを嫁に娶ることを条件に、ヤマタノオロチ退治を約束します。

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スサノオノミコトは八雲立つ31文字の神歌を詠み聞かせ、祝言となります。

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スサノオノミコトが戦いの前の舞いを舞うと、ヤマタノオロチが現れました。

本来は松尾明神の酒造りがあるのですが、この日は短縮版なのでカットされています。

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今回は室内なので無かったのですが、屋外の場合などはドライアイスの霧が出たり、ヤマタノオロチが火を吹いたりします。

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素面(面をつけないこと)で軽装になったスサノオノミコトがヤマタノオロチと戦います。

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神話では十握(とつか)の剣で戦いますが、神楽では日本刀です。

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一進一退の激しい攻防です。

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酒を飲んで酔っていてなおヤマタノオロチは獰猛です。

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ヤマタノオロチの首が獲られました。

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ヤマタノオロチは討ち獲られ、尾からアメノムラクモノツルギが出てきました。

スサノオノミコトはその剣を天照大神に捧げて幕となります。

大国主命が福の種をまく

八重垣能が終わると、続いて大国主命が舞い出しました。

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国造りの大神であり、座長クラスが舞う特別な舞で、ゆったりと大きく艶やかな舞です。

下蚊屋荒神神楽保存会では、小椋副会長が舞います。

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福の種がまかれ、観衆は大喜びでした。

写真は割れんばかりの拍手の中で退場する様子です。

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記念撮影をしました。

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下蚊屋荒神神楽保存会明神社小椋会長と徳林会長と柏平副会長。

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日野郡でもっとも古いと伝わる下蚊屋荒神神楽保存会明神社の神楽は、素朴ですばらしい神楽です。

来年も見に行きますよ!

伯耆國式内社 宗形神社 鳥取県米子市

2016年1月2日、鳥取県米子市の式内社、宗形(むなかた)神社に参拝しました。

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1000年以上昔からある古社

1000年以上前に書かれた延喜式神名帳に記載される伯耆國式内社6社のひとつ(伯耆國會見郡 胷(胸)形神社)で、伯耆國第三鎮守と称されていたそうです。

神社の裏山の宗像古墳群では3つの前方後円墳と22の円墳が見つかっており、貴重な古代遺跡も多数出土しています。

往古は、現社地の北三丁余の宮の谷という所に鎮座して本宮と呼ばれていました。

ちなみに隣の出雲國式内社は100社以上あり、因幡國も30社あるのですが、伯耆國は全国最低クラスの6社しかありません。

なぜ6社しかないのか、とても気になりますが、なぜだかわかりません。

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宗形神社

鳥取県米子市宗形298

御祭神

田心姫命(たぎりひめのみこと)、湍津姫命(たきつひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

相殿

経津主命 武甕槌命 日本武命 上筒男命 中筒男命 底筒男命
誉田別命 伊弉諾命 伊弉册命 大日孁命 素盞嗚命 大國主命

合祀

倉稲魂命 天児屋根命 天太玉命 猿田彦命 鈿女命
阿蘇彦命 阿蘇姫命 保食命 月読命

祭神がやたらと多いのは、近隣の六社を合祀して相殿に祀り、さらに、境外にあった摂末社を合祀した結果。

伯耆民談記によると、天稚彦命が祭神であるという説がありますが、これは、神話で天稚彦命が胸に返り矢を受けて死んだ故事により、その高胸坂と胸形の字の類似によるものだそうです。

由緒

・ 創建年代は不詳であるが、往古宗像氏族が、祖先神である宗像三女神 を奉じて九州からこの地に来着し、これを斉祀したのが起源と伝えられている。

・ 平安初期の斉衡三年(八五六)に宗形の神に神階五位上が増叙され た旨、文徳実録(日本六国史の一)に所載されている。

・ 醍醐天皇の延長五年(九二七)に勅撰された延喜式神祇の巻に、伯 耆国六社(会見郡では胸形神社と大神山神社)の一として、国幣小社に 列格されている。

・ 戦国時代には武将の崇敬篤く、尼子晴久は、弘治二年(一五五六) に、宮ノ谷の山頂に鎮座していた社を現在地に遷して新しく社殿を 建立し、社領三百石を寄進した。吉川元春(毛利元就の二男)は、更 に社領一二〇石を加増寄進すると共に、太刀及び兜(典型的桃形の 逸品で社宝として所蔵)を奉納した。中村伯耆守は、社殿修造用 材百本を寄進した。

・ 蕃政の世には、歴代の因伯藩主の崇敬篤く、当社を蕃の祈願所に指 定し、制礼の建立や池田家々紋を幕・提灯に使用方を裁許し、池田慶徳は自ら社参祈願を行った。

・ 社名は、宗形(文徳実録)、胸形(延喜式)、宗像(明治初年まで)、宗形 (明治四年以降)と変遷を重ねて現在に至る。

一、御神徳

延喜式内郷社宗形神社は、平安の古より国史、文献に名を連ね、 千数百年の歴史を有する当地方の古社であり、会見郡の鎮守宗像 庄の大社として尊崇され、海陸交通・厄除開運の守護神として御 神威高く、又虫封じの神としても霊験顕著でその名が高い。

一、神社と古墳

神社を中心として周辺に密集分布する宗像古墳は、県下有数の 古墳群であるが、これは当地方が、古くから神社との関り合いの中で 生成発展して来たことを物語るものであり、往古の社会・文化探求 上で重要遺跡として斯界の注目を集めている。

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龍の彫り物は彩色されていて精巧である。

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本殿は変形大社造りで、とても立派だ。

国道沿いにあるが、とても静かでよい神社です。

2016元旦島根県安来市母里の両八幡宮で神楽奉納

2016年元旦に島根県安来市伯太町母里(もり)の西八幡宮と東八幡宮で、神前神楽舞「浦安の舞」と、恵比寿大黒の寿福舞の奉納をさせていただきました。

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雪の無い年越し

大晦日の22時に、西八幡宮に集合しました。

例年だと積雪があるのですが、今年は雪がありませんでした。

八幡宮の前で育てたそばで年越しそば

年越しそばは、西八幡宮の前で育てたそばを、母里氏子青年会の方が手打ちそばにしてくださいました。

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宮廻宮司宅でいただきました。

そして午前0時前に西八幡宮に移動しました。

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年越しを前に神聖な雰囲気です。

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境内には火が焚かれ、母里氏子青年会のみなさんが甘酒のふるまい、そして熊手やお守りなどが当たるくじが準備されました。

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神楽舞上祝詞が奏上されました

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新年になるとともに神事が始まりました。

宮廻宮司が太鼓を叩き、神楽を奉納させていただくことを祝詞として奏上されました。

玉串奉納が行われ、神前神楽舞「浦安の舞」を奉納させていただきました。

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扇の舞と鈴の舞で、約10分の舞です。

そして、恵比寿大黒の寿福舞を奉納させていただきました。

東八幡宮に移動して奉納

西八幡宮での奉納が終わると、東八幡宮に移動しました。

午前1時前ですが、多くの参拝客が来られていました。

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東八幡宮では、宮廻禰宜が祝詞奏上されました。

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浦安の舞の後に、事代主命の鯛釣りの舞です。

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そして大国主命が舞い出します。

14母里(もり)は出雲國風土記に、大国主命が守り治めると宣言した地であるということから、守るが「もり」に転化したという地名由来があります。

東八幡宮の近くには青垣山があり、青垣神社(青垣大明神)が祀られていますが、これは大国主命のことです。

大国主命の神楽の歌は「青垣山のふもとより神風吹けば涼しかるらん」ではじまります。

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新年に福の神からの福の種まきです。

とてもありがたいですね。

神楽が終わるとサプライズが!?

神楽が終わると午前2時前でした。

そして、新年最初のサプライズがありました。

なんと、景山ムルは元旦が誕生日なのです。

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景山ムルの大好物の茶碗蒸しがプレゼントされ、ハッピーバースデーの歌を斉唱しました。

こうして新年最初の神楽は、無事に行うことができました。

宮廻宮司、宮廻禰宜、母里氏子青年会のみなさん、母里のみなさん、本当にありがとうございました。

今年もよろしくお願いいたします。

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