鳥居龍蔵博士がアジア屈指の巨石遺構と発表した天宮さんをプレ調査しました!

2015年11月28日(土)鳥取県西伯郡南部町御内谷(みうちだに)の天宮(てんぐう)さんにて、全国イワクラ学会や地元住民などによる簡易調査が行われました。

巨石遺構群「天宮さん」

天宮さんは、大蔵山中腹の東側の斜面にある巨大な岩で、いくつかの大きな岩が組み合わさったものです。

金田熊野神社の奥宮の磐座(いわくら)として崇敬されており、現在も熊野神社宮司により祭祀が行われています。

この天宮さんを中心として、そのまわりに奇岩や巨岩が多く、明治期にこの地を訪れた人類学者の鳥居龍蔵博士は、この一帯がアジア屈指の巨石遺構であると新聞発表し、大正期から昭和のはじめ頃まで、多くの人が訪れました。

しかし、第二次世界大戦によって訪れる人が減り、今ではほとんど訪れる人はいません。

鳥取荒神神楽研究会では、何度かこの天宮さんに行くイベントを開催していて、そちらで詳しく紹介していますので、詳細は過去記事を参照してください。

全国イワクラ学会と地元住民による簡易調査

今回は、インターネットで天宮さんを知ったという全国イワクラ学会により、簡易調査を行うことになりました。

鳥取荒神神楽研究会は、コーディネーターとして、地元住民や地域振興協議会などを含めて、簡易調査に立会いました。

まずは熊野神社に参拝してから、天宮さんのある御内谷の公民館に集合しました。

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あいさつと自己紹介をして、資料が配られ、天宮さんに登るため移動しました。

天宮さんに登る

天宮さんは、わかりにくい場所にあります。

今回は地元のみなさんが一緒なので安心です。

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これは鳥居龍蔵博士が調査したときの調査隊のスケッチですが、今回はこういったものが現在も存在しているのかの確認を行います。

中央の「天宮神」というのが天宮さんです。

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落ち葉の積もる山道を登ります。

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15分ほど登ると東側の斜面に出るのですが、そこは霊峰伯耆大山に面しています。

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この日は雲で隠れていました。

下の写真は四月に登ったときのものですが、本来はこんな感じです。

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そして東側の斜面を登ります。

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約30分で天宮さんに着きます。

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巨大な岩が組み合わさって天宮さんになっています。

下のほうはかなり埋まってしまっています。

地元古老の話によると、昭和のはじめ頃までは、山も綺麗でもっとたくさんの石が見えたとのことです。

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徳林会長と比べると、その大きさがわかると思います。

この方向が霊峰伯耆大山のある東を指していて、後ろに向かって西へ行くと、島根県安来市伯太のイザナミ御陵伝承地である比婆山久米神社の方向になるようです。

直線に並ぶのは、なにか関係があるのかもしれません。

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イワクラ学会の方が五名で調査されましたが、天宮さん右側のこの三つの三角岩は、それぞれが夏至などの日の出の方向になっているとのことです。

近くにある岩と結ぶ線が、東西や南北のラインになったり、偶然というにはできすぎているような符号がたくさんあるとのことでした。

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右下から見上げた天宮さん。

また、天宮さんを中心として、山全体に天空の星を再現しているのではないかという推測もされました。

天宮さんはカレンダーの機能もあるのではないかということです。

また、天宮さんの上にある大岩から、天宮さんに向かって目が彫ってあるのではないかという指摘もありました。

およそ二時間調査をして下山しました。

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ふたたび公民館に集まり、調査結果の報告と意見交換会が行われました。

イワクラ学会副会長の柳原さんをはじめとしたみなさんが、それぞれの見解を発表しました。

天宮さんが人工物か自然のものかは判断ができないが、山全体にこれほどの規模で奇岩や巨岩があるのは、とても珍しいとのことでした。

イワクラ学会では、縄文時代から弥生時代のはじめ頃までをイワクラの時代と定義していて、天宮さんは大いに可能性があるとのことです。

まずは木を切ったり、崩れている土砂を取り除いて、山全体のどこにどんな岩があるのか図面に起こすことが必要だと提案されました。

また、鳥居龍蔵博士の調査資料の再確認、そして、周辺の縄文から弥生時代の遺跡などの分布を調べ、天宮さんとの関連を考察することも意味があるそうです。

そして、天宮さんなどと関連した祭りや祭祀が行われているのかどうか、過去の記録なども含めて調べてほしいとのことでした。

今回のプレ調査の結果、天宮さんの調査の必要性が高まったということで、来年の春に、さらに調査をする方向で進めていくことになりました。

地元の御内谷集落では、この調査結果を受けて、天宮さんをどのように位置づけていくのか、活用策なども含めて地元住民の意志を統一し、合意形成していくことになりました。

木の伐採などは専門家に委託しないと難しいですし、費用などの問題もありますが、天宮さんの価値が高まったことで、挑戦する意義も高まりました。

その後は、地元でそばを手打ちにしてみんなで食べました。

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 来年の春に調査します!

天宮さんについては、来年の春に調査を行います。

木を切ったり土を掘ったり草を刈ったり、さまざまな作業が必要になってきます。

 

その際は、みなさんよろしくお願いします!

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そして、天宮さんに行ってみたいという方は、あいみ富有の里地域振興協議会の中井さんに電話してみてください。

資料をもらえたり、案内してもらえるかもしれません!

 

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