平成26年5月24日(土)大神山神社奥宮春季例大祭にて、大国主神の神楽を奉納させていただきました。
大神山神社奥宮
偉大な神のおわす山、大神岳(おおかみのたけ)、古代の人々は大山のことをそう呼んで敬いました。
その大山信仰の中心が古代より連綿と続く大神山神社です。
大神山神社奥宮の御祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)で、大国主神のお若いときの御名前です。
古事記、日本書紀、出雲国風土記等に多くの神話・伝説を示す御神徳を持ち、とくに国造りをされたことから、産業発展、五穀豊穣、牛馬畜産、医薬療法、邪気退散の神として有名です。
春季例大祭
その大神山神社の春季例大祭にて、鳥取荒神神楽研究会の神楽を奉納させていただきました。
朝八時半に集合し、大神山神社奥宮に向かいました。
神社までの参道700mは自然石でできており、これは自然石の参道として日本一の長さだそうです。
打ち合わせを済ませ、出番を待ちます。
神事での奉納ということで、とにかく神を敬う心を徹底しました。
神楽奉納
拝殿の左側に宮司と神職、そして神楽の二人、笛、太鼓が座りました。
右側には氏子の方々と、研究会員および崇敬者が座りました。
10時ぴったりに春季例大祭が始まりました。
祝詞が奏上され、拝殿奥の御簾が上げられました。
そこには豪華な装飾がなされた巨大な鏡がありました。
その神威はすさまじく、後ほど神楽を舞った者は、直視できないほどだったと言っていました。
神降ろしが行われ、神楽奉納になりました。
備中神楽の方などにも御意見をいただき、考えさせていただいた形で神楽を行いました。
無事に神楽が終わり、儀式は進み、鳥取荒神神楽研究会会長徳林が、玉串奉納を務めさせていただきました。
春季例大祭が終わり、高橋宮司によかったと言っていただいて、ほっと胸をなでおろしました。

許可をいただいて拝殿前で記念撮影をしました。
そして12時からは福招散餅(餅まき)が行われました。
本殿から神職が餅をまきました。
このためだけに来られた方も多く、にぎやかに行われました。
神事を終えて
今年の目標のひとつが神社への神楽奉納だったのですが、伯耆国二宮である大神山神社奥宮という、鳥取県西部でも格式高く、また大国主神所縁の神社で奉納させていただくことができました。
この貴重な経験を活かし、さらに精進したいと思います。
今回の縁をいただいたみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。